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— 感染症内科 —
— Infectious Diseases Department —

感染症内科について

新型コロナウイルスの流行以来、感染症に対する注目が高まっております。感染症は適切に診断をし、治療を行うことにより治癒が期待される疾患です。咳が出る、のどが痛い、熱が出るなど、いわゆる「かぜ」の症状がでていても、原因となる微生物は様々で、原因がわからないことも多い疾患です。感染症内科とは、これらの症状の原因となる微生物や感染部位などを検討して、治療を行う診療科です。咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎などの上気道・呼吸器感染症、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、腹部の感染症、腎盂腎炎や膀胱炎などの尿路感染症、陰部の感染症など、さまざまの疾患が含まれます。

高齢者や免疫力の落ちた患者さんが多く来られる当クリニックでは、院内でインフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの感染を避けるため、隔離室を設けております。腎盂腎炎や他の尿路に関する感染症でも、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザとは見分けがつきません、また、今後、未知の感染症が流行する可能性があります。このため、発熱のあるかた、長引く咳などのあるかたは、まず、当科入り口にある発熱室に入ってもらい、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの検査を行い陰性を確認したのちに一般の診療を行ってもらいます。

当クリニックの感染症治療について

感染症一般の診察、治療を行います。咳や痰が出る、のどが痛い、熱が出るといったいわゆる「かぜ」の症状のかた、排尿時の痛みや腰痛など膀胱炎や腎盂腎炎と思われる症状のかた、性器や陰部の腫脹や排膿があるといった性感染症の疑いのあるかたなどが対象となります。また、熱中症が疑われるような症状(高熱、体のだるさ、ボーとしているなど)がご家族にみられる場合にはご連絡ください。

性器や陰部の症状がある場合、恥ずかしさなどから受診をためらわれてしまう方も多いかと思います。当院では患者様のプライバシーに配慮しつつ、ご来院していただきやすい環境づくりに努めております。性感染症の検査や治療の多くは保険診療で行うことができます。お気軽にご相談ください。

また、院長は性感染症認定医であるほか、日本性感染症学会の理事、日本性感染症学会 九州・沖縄支部長として、性感染症の検査、治療の研究、開発、また、性感染症予防に対する活動も行っております。

膀胱炎について

膀胱炎は主に女性に起こる、膀胱の感染症です。明らかな原因や基礎疾患がなく発症する単純性膀胱炎。これに対して、高齢者、男性、尿路のがん、尿路結石や排尿障害をきたす疾患を合併した患者に起こる複雑性膀胱炎は、長期に感染症が持続し、時に腎盂腎炎を合併し、重症化することがあります。膀胱炎は排尿時痛、下腹部痛、時に血尿をきたす疾患で、一般に軽症と考えられがちです。しかし、膀胱炎は非常につらい疾患で、いつも尿意があり、痛みが強く我慢できない、仕事にならないといった声をききます。また、近年、膀胱炎の原因となる細菌(主に大腸菌)の薬剤耐性が進行しており、数日間の抗菌薬治療では効かない、抗菌薬をやめるとすぐに再発する、1年間で5回以上も膀胱炎になるなど、治療自体が難しくなっている場合があります。

膀胱炎の患者さんには、合併症の有無の確認をしたのち、排尿習慣や生活習慣などから、膀胱炎の原因となる要因を考えたうえで治療を行っていきます。水分摂取とともに、可能な限り短期間の抗菌薬投与で治療を行いたいと思っておりますが、投与期間は数日から時に数週間となる場合もあります。治療に際しては、原因となる細菌の検査を行い、必ず再診いただき、治癒の確認をします。検査は尿検査を行いますが、必要に応じて、尿道口からのカテーテル採尿や、陰部の診察を行うことがありますので、ご了承ください

腎盂腎炎について

腎盂腎炎の多くは、膀胱炎に引き続き、原因菌が腎臓に感染して起こります。症状は強い場合が多く、高熱、腰痛、全身倦怠感、食欲不振などの全身症状が現れます。膀胱炎の症状を有することもあります。抗菌薬治療、水分補給、安静が治療の基本となります。食事がとれるような場合には、抗菌薬の内服(時に注射薬併用)での治療が可能ですが、高熱が持続し、食事も摂れないような場合には、近隣病院で入院による治療は必須となります。当クリニックでは、国家公務員共済組合連合会 新小倉病院と連携をとり、すぐに入院できるシステムを構築しております。

腎盂腎炎のなかで、もっとも重症な状態は、尿管結石や腫瘍などにより腎臓から膀胱への尿の排泄が障害され、水腎症(腎臓が腫れた状態)のなった状態に腎盂腎炎を合併した時です。閉塞性腎盂腎炎といいますが、腎臓内の圧が上昇し、尿中の細菌が血液中に侵入します(菌血症といいます)。この場合、尿路の閉塞を解除しなければ、急激にショック状態となり、生命を脅かす状態となります(死亡率は2-40%)。このような状態で来院された場合、すぐに近隣の病院にお願いして、入院とともに尿路閉塞の解除(尿管ステント留置、または腎瘻造設術)を行う必要があります。

陰嚢腫大に伴う発熱について

男性で陰嚢が腫れて、高熱をきたす状態があります。その多くは急性精巣上体炎ですが、そのほかに精巣炎、フルニエ壊疽とよばれる重症な状態が含まれます。

急性精巣上体炎は若い年代では、性感染症(主にクラミジア感染症)により起こります。尿路の合併症を有したり、高齢者の場合には、尿中の細菌が陰嚢内に感染します。陰嚢が大きく腫れるとともに、陰嚢痛、高熱、全身倦怠感、食欲不振などの症状を呈します。高熱をきたす場合には点滴による抗菌薬治療が必要であり、入院による治療を薦めております。近隣の病院にすぐに入院して頂く必要があります。

呼吸器感染症について

のどが痛い、咳や痰が出る、熱があるといったいわゆる「かぜ」の症状の疾患が、最も頻度の高い上気道の感染症です。解熱剤、鎮咳剤、去痰剤などの対処療法を行います。また、細菌感染症が疑われる場合には抗菌薬による治療を併用します。しかし、このなかにインフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの患者さんが含まれますので、発熱、咳、咽頭痛、頚部痛などで来院された場合、発熱室に入っていただき、感染症検査を行います。隔離室での検査は、おおむね15分程度かかります。できる限りお電話にて、来院時間を確認してください。

高齢者や免疫が落ちたかたでは、肺炎や重症呼吸器感染症を合併する場合があります。全身状態が悪い、または悪くなる可能性がある場合には、近隣の医療施設に入院をお願いすることがあります。

当クリニックで診療する主な感染症

膀胱炎

腎盂腎炎

精巣上体炎

尿道炎

前立腺炎

精巣炎

陰部の感染症

尖圭コンジローマ

性感染症

新型コロナ感染症

インフルエンザ

かぜ症候群など上気道感染症

診療時間
日/祝
9:30~12:30
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​(受付開始 9:15)
14:30~18:00
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​(受付開始 14:30)

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​ご予約はこちら

093-967-8218

休診日・・・木曜日・日曜日/祝日
午前:9:30~12:30  午後:14:30~17:00
(受付開始 9:15)
(受付開始 14:30)
室町泌尿器科クリニック
室町泌尿器科クリニック

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